職業に貴賤なしなんて大嘘

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学生時代を含めて20以上の仕事をやってきて思うことがあります。それは職業によって人間のレベルが明確に分かれるということです。ここでいう人間のレベルとは教養があるなし、約束を守るとか社会的規範をちゃんと守るといった人間らしさを表すものを示しています。私のように多くの仕事を経験してきた人なら納得できるはずです。

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世の中になくてもいい仕事はないが、それが職業に貴賤なしとはつながらない。

よく「職業に貴賤なし」という言葉を聞くことがあります。

世間の大多数の人はこの言葉の意味を世の中にある仕事はすべて大切なもので、上下関係とかそういうものはないと理解していることでしょう。

もともとこの言葉は江戸時代の思想家、石田梅岩(いしだばいがん)が言った言葉からきています。

本来の意味としては、当時あった士農工商という身分は社会的身分の相違からきているものであって人間関係の上下であったり、貴賤から来ているものではないということだそうです。

江戸時代には身分制度があって職業選択の自由はありません。生まれたときからどのような仕事をして生きていくのかが決まっていた時代です。そういった身分制度が厳然と存在していた時代には、どの身分にも人間として立派な人とそうでない人がいてもなんら不思議ではありません。

しかし、現代においてはそのような身分制度はなくなっています。憲法に職業選択の自由が明記されている時代を私たちは生きています。

実際問題、私はいろいろな仕事を経験してきて仕事によって人間としてのレベルは明確に違うなということを実感しています。

例えば、工事現場の警備員をしていた時なんて仕事前にパチンコに行った挙句、当たりを引いたからと仕事をドタキャンする人がいましたし、新聞配達をしていた時なんて、お客さんから集めてきた新聞代を着服する人もいました。

もちろん今挙げた職場でもまともな人はいましたが、全体としてみると人間としてのレベルはかなり低かったです。

世の中の人はなくてもいい仕事なんてないということと、職業に上下関係はないということをイコールで見ているのです。

仮に純粋に職業に貴賤なしなどと考えている人がいたらそれは、あまり多くの仕事を経験してきていない人でしょう。つまり世間知らずです。

例えば、東京大学を卒業した人がパチンコ屋に就職したらどう思いますか?新聞屋は?警備員は?

本当に職業に貴賤なしと考えているのなら上記のようなシチュエーションであってもなんら違和感を持たないはずです。ちょっとでも「東大を出てなぜそんな仕事に?」とか「東大を出たらもっといい仕事あるだろう」とか考えちゃってたら心の底ではそういった仕事を見下しているのです。

そういった心の奥底にある差別意識を認識することなく、職業に貴賤なしなどという寝言をほざくなという話です。

仕事が人間をそうさせるのか、もともとレベルの低い人間が集まるからその仕事が見下されるのか、それは鶏が先か卵が先かといった話になるのでここでは深入りしません。

どちらにしても江戸時代のような身分制度による明確な差別はなくとも、職業の上下関係は十分存在しているということを世間の人は認識すべきだと私は考えます。実態がそうではないことを理解しているのに、正反対のことを言うのは偽善です。

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