新幹線火災によってお金で快適さと安全を買っていることを知るべき

Pocket

IMG_20150308_103757

6月30日昼の新幹線での火災は元鉄道会社職員として、また一鉄道ファンとして大変にショックな出来事でした。

スポンサーリンク




男は自らに火を付ける前に自由席車両をうろうろしていたそうです。

そのときに、見知らぬ乗客にお金を渡そうとしたりした奇行がニュースで伝えられています。

実はこのように車内をうろうろしていてもすぐに不審がられないのが、自由席で犯行が行われた理由なのです。

普通車指定席やグリーン車であれば、もしその車内をうろうろしている人がいればすぐに通報されるか乗務員に声を掛けられるでしょう。

なぜなら、あらかじめ席が指定されているのに空席を探す必要は全くないからです。

これが自由席であれば空いている席を探さなければなりませんし、空いていても例えば通路側じゃなくて窓際の席に座りたいのであればそれを求めて車両内をうろうろすることは決して不自然には思われません。

またグリーン車であればグリーン車担当の乗務員がいます。すぐに不審な動きをしている乗客は発見することができるのです。

スポンサーリンク
BIZREACH

安上がりな移動方法をとることは実は安全上のリスクを負っていることに気づくべき

言うまでもなく、新幹線で自由席は最も料金が安いです。

しかし、交通機関を利用するうえで安いというのは移動の快適さを削っているだけではなく実は安全性も削っているのです。

似たような事例に高速バスがあります。

昨今では寝台特急がどんどん廃止になる代わりに高速バスを利用する人がかなりいます。

ただ、高速バスに一度でも乗車された方ならわかるでしょうが、高速バスは実は乗車料金の差がかなりあります。

安いものであれば3000円程度で大阪~東京間を移動することだってできます。

ただ、席は4人掛けで隣に人が座ろうものならかなり狭苦しい思いをしますし、なにより乗務員が一人で出発地から到着地まで運転するので、万が一運転士に何かあれば即事故につながります。

実際、安い高速バスの事故というのは後を絶ちません。

逆に同じ大阪~東京間でも1万円前後するような高速バスなら、席は基本的に3列で隣に誰か座っていても体がくっつくことはありませんし、乗務員も2人で交代制で運転するので安全性は保たれています。

新幹線自由席と安い高速バス、鉄道とバスという違いはあれど安い交通手段で移動することは安全性も実は犠牲にしていることに気づくべきだと思います。

この事件においてもそれこそ当該車両の自由席に座っていた人は生きた心地がしないくらいの恐怖を味わったでしょうが、グリーン車の乗客にまでは被害が及びませんでした。

ちなみに新幹線のグリーン車は中ほどの8,9,10号車です。

ないとは思いますが新幹線が前の列車に追突しようが、あるいは後続の列車に追突されようが比較的安全を保つことができる位置にあります。

移動の交通手段は安ければ安いほどいいと考える人たちはこの点をしっかり考えるべきでしょう。

断っておきますが、新幹線火災が起きたときに自由席に乗っていた乗客が悪いとは決して言いません。悪いのは新幹線車内で焼身自殺を図った男であることは言うまでもない事実です。

ただ、安い交通手段を利用するということは移動の快適性だけでなく、実は安全性も犠牲にした上で成り立っていることも世間の人々は知っておくべきだと思うのです。

スポンサーリンク
ジョブセンスリンク

スポンサーリンク