実務経験を他人に求めるのは理屈の通らない愚行である

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前にも書いたと思いますが、私が社会に出て一番腑に落ちないことなので改めて書いていきます。

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実務経験を求める=未経験者を育てる余裕もノウハウもない会社である。

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photo credit: mist shower for salarymen via photopin (license)

仕事の求人を見るとかなりの割合で「実務経験〇年以上」という言葉が見つかります。

特に転職における中途採用の求人で多いです。

私は求人を出す企業が求人に応募しようとする人に実務経験を求めることは、かなり愚かなことだと考えています。

理由は簡単で、実務経験者を求めるということはすなわち、未経験者を一から育てる余裕もノウハウもないことを公言しているのと同じだからです。

また、他の会社に未経験者の育成にかかるコストを負担させて、自社はそれを一切負担しないという非常にズルい思考が丸見えで大変醜いからです。

人間みな生まれた瞬間から、仕事の実務経験など持っているわけがありません。

ということは実務経験を積んできた人は皆、どこかしらで未経験の状態から実務がこなせるくらいまで育ててくれた人ないし会社があるはずです。

それは求人広告に実務経験〇年以上と記載している採用担当、もしくは実務経験ある人を採用してくれと言う業務担当者でも全く同じことです。

未経験から未知の仕事にチャレンジできるチャンス、そして仕事を教えてくれる人ないし会社がなければ実務経験なんて積めません。

未経験の状態から仕事を教えてくれた人や会社のおかげで、実務経験を積むことができ一人前の社会人としてやっていけているのです。

それなのに他人に実務経験を求め、また実務経験のなさを問題にするのはいかがなものかと思うのです。

自分は実務経験を積む機会に恵まれたのに、未経験者に教えるどころか、やったことがない仕事にチャレンジするチャンスを他人に与えてすらいないのですから。

自分はよくて他人はダメなのかと。

世のすべての企業が実務経験とか言い出したら大変なことになる。

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photo credit: 20091102埼京線-05 via photopin (license)
そうやって自分は周囲の環境のおかげでやったことがない仕事にチャレンジできるチャンスを与えられ、実際に仕事を時間や手間、お金をかけて教えてくれた人や会社の存在があるのなら、その恩に報いるべく未経験者の育成に力を注ぐという考えになっていいはずです。

大体世の中のすべての会社が実務経験者でないと採用しないと言い出したら大変なことになります。

まず大学生の新卒採用はできません。経験していることは学生という立場だけだからです。

また、実務経験者の皆様も永久にその経験を活かしていけるわけではありません。どこかで仕事をリタイアします。つまり実務経験者の数はどんどん減っていきます。

実務経験者の数が減るということは仕事を教える人が減ることも意味します。結果、業務の引き継ぎができず会社の発展が滞ります。

結果、世の中の仕事のやり手がどんどん減っていき、どうにもならなくなってきます。

つまり、会社が実務経験〇年以上の人を求め、未経験者を排除するというのは長い目で見れば皆がしんどくなる愚かな選択なのです。

ちょっと考えれば上記のことはすぐに想定できるだろうに、よっぽど世の中の企業は経営が苦しいのか未経験から人を育てるということを敬遠したがります。

しかし、未経験から人を育てるという経験なしに会社や人が成長することはないです。

未経験者を排除するということは経験者しかいなくなるということです。そうなるとなにぶん実務経験を積んできていてその業務もしくは仕事について「知ったつもりになっている」ので、斬新なアイデアというものが出にくくなります。つまり現状維持しかできないのです。

この「知ったつもりになっている」という感覚が大変厄介で、実はその携わっている仕事や業務について知らないところまだまだあるのが普通なのにその自覚がなくなるのです。

その結果、その人や会社の成長は止まり良くて現状維持、悪くて右肩下がりになります。

もし未経験者に仕事や業務を教える機会があれば、未経験者から疑問をぶつけられることでその「知ったつもりになっていたところ」が明白になってその部分を新たに勉強して補うことができます。

その結果、仕事や業務の幅が広がって教える人や会社が成長するチャンスが生まれます。

未経験者を排除し実務経験者のみで固めようとするのは、長い目で見て育成コスト以上の損失を被ることになることを会社側は理解しなければなりません。

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