「仕事は選ばなければいくらでもある」わけではない

スポンサーリンク
Pocket

「仕事は選ばなければいくらでもある」

こんな言葉を言われたり言ったりしたことがある人はたくさんいると思う。

確かに、どれだけ不景気な時でも求人誌や求人サイトは普通に存在していて働く人を集めていたしネット広告でも一見魅力的な求人がバンバン紹介されていたりする。

宅配や飲食、介護をはじめあちこちで人手不足が問題視されている現在なので、なかなか仕事が見つからない人や今現在仕事についていない人に対して仕事は選ばなければいくらでもあるだろうと言いたくなる気持ちはよくわかる。

よくわかるんだけどもただ、よく考えてみるとこの言葉にはおかしい点が一つある。

スポンサーリンク

「仕事は選ばなければいくらでもある」と「実際にあなたがその仕事に就ける」かは全く別問題

それは「仕事は選ばなければいくらでもある」ということと「実際にあなたがその仕事に就ける」かは全く別問題だということでイコールではないということだ。

例えば今は新卒学生にとって「超売り手市場」で企業はいかにして学生を一人でも多く獲得するかに躍起になっている。

しかし、それだけ新卒学生の取り合いをしないといけないくらい人が欲しいにもかかわらず、じゃあ世間から仕事に就くことができていない人がいなくなっているかというとそんなことはない。

なぜなら企業はあくまで新卒学生が欲しいだけで単に人が欲しいわけではないからだ。新卒学生が欲しいと思っている企業にいくら既卒者や失業者が応募したところで門前払いされることだろう。

他にもネット上では人手不足が問題視されている業界の会社に応募したけど、普通に不採用になったという書き込みがちょくちょく見られる。

何が言いたいかというと「仕事は選ばなければいくらでもある」かもしれないが、だからといって「実際に応募して採用されてその仕事に就ける」わけではないということだ。

人手不足が問題視されている業界の会社に一度応募してみればわかるが、彼らは人手不足に苦しんでいるという割に意外と人を選ぶのだ。

深刻な人手不足だから誰でも応募してきたら即採用ですよとはならないのである。

ネット広告の派遣会社の求人すらホントか嘘かわからない

ネット広告でよく派遣会社がオフィスワークの派遣社員を募集していることがある。

一見すると時給が高くて魅力的に見えるが、実際に応募してみると個人情報の登録だけさせられて「今は紹介できる求人がない」と言われてそれ以降も全く仕事を紹介してくれなかったという経験を私は何度もした。

個人情報だけ提供させられて、ろくに仕事を紹介してくれないということを何度も経験したのでぶっちゃけネット広告の求人は全く信用していない。

ハローワークにも補助金目当てで、人を採用する気がまるでないのにとりあえず求人を出している企業が多いと聞く。

「仕事は選ばなければいくらでもある」ように見えて実は全然ないというのが実情ではないかと思う。

結局仕事は選ばなければいくらでもあるというのは今仕事に就いている人間の暴言だ

大体こういうことを言う人っていうのは今普通に仕事に就いていて食べるのに困っていない人である。

つまりいくら応募しても仕事が決まらない人の苦しみがまるで分からない連中の暴言なのである。

実際失業してからの転職活動を経験してみれば、とてもこんなことは言えない。蓄えが減っていく中で仕事を探すのがどれだけ不安で苦しいか、それをわかっていればこんな言葉はまず出てこない。

「仕事は選ばなければいくらでもある」という言葉は今仕事に就いて食うに困っていないから無責任にそう言えるのだ。

まとめ

「仕事は選ばなければいくらでもある」を真に受けてはいけない。どれだけ人手不足の業界や会社であっても普通に人をえり好みするので「実際に応募して仕事に就くことができる」わけではないから。