「前の会社に出戻り」が一般化することはあり得ないと断言できる理由

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最近、いったん退職した会社に再び就職するいわゆる「出戻り社員」が増えているらしい。

参考記事:「出戻り入社」への処世術 円満退社し同僚と連絡継続

私は今まで社員どころかバイトですら、一度辞めた会社に再び戻ったことは一度もないがわざわざ日経が記事にするくらいなんだからそれなりに出戻り社員というのはいるのだろう。

記事では実際に辞めた会社に戻った女性の話と、再入社を目指す際に気を付けることなどがまとめて書かれているのだが読んでいてかなり吹きそうになった。ツッコミどころがありすぎたからだ。

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何も不満がないのに会社を辞める人間など一人もいない

記事では再入社成功のポイントとして以下のことが書かれている。以下記事からの引用。

・辞める前、仕事できちんと実績を残す

・好印象で辞める

・転職先でも仕事で成果を挙げ、自分の市場価値を高めるよう努力する

・辞めた後も、元上司や元同僚と連絡を取り合う

・時々、元同僚らと飲み会を開き、情報交換する

・SNSを積極的に活用する

・復帰を考えたら、元の会社の情報収集をたんねんにする

・復帰する際は、面接などで仕事の内容や自分の役割を十分確認し、不安や不満がない状態で復帰する

・復帰後は、職場の変化を謙虚に受け入れる

・「昔はこうだった」などと職場の昔話を自慢げに話したり、未練がましく話したりしない

このように引用してみてもこの記事を書いた人は一度も転職しようとか、実際に転職したことがないんだろうなというのがよくわかる。

大体、自分が今いる環境に何の不満もないのに会社を辞める人間なんて日本には一人もいない。

よくテレビでフリーになったアナウンサーなんかが以前いたテレビ局には何の不満もなくてむしろ感謝してるんです的なコメントをしているが、ホントにそうならなんで辞めたんだって話だ。

給料なり人間関係なり何かしら不満があるから独立したり転職したりするのである。

人としてもっと成長したいとかキャリアアップしたいとかいう一見するとポジティブな理由ですら、裏を返せば今の環境では人として成長できないし、キャリアアップもできないという不満を表明しているに過ぎない。

そして今いる会社に対して不満を持っている以上、実績を残すとかましてや上司や同僚と良い関係を維持したまま退職するなんて言うのはまず不可能だ。辞めると決めた時点で今いる場所の仕事を頑張ろうなんて到底思えないし、退職することを伝えればどれだけ関係が良好だったとしてもそれなりにこじれるはずである。

ましてや今の環境に不満があって退職しようというのに、なんでいつか戻ってくること前提で対策をとらないといけないのだ。戻ってきたいとか思っているなら最初から辞めるなって話。

会社を辞めること自体にネガティブなイメージが残りまくっているのに出戻りとかありえん

そもそも2017年になっても日本の会社というのは社員であれバイトであれ、会社を辞めるということそれ自体をポジティブに捉えていない。かなりネガティブに捉えている。

会社側からすれば今まで世話してやったのに裏切りやがってとなるだろうし、上司や同僚からも「知らないうちにうまくやりやがって」という恨み妬み嫉みからは逃れられない。

会社を辞めて転職する、あるいは独立するということ自体に対するネガティブなイメージが変わっていないのに出戻りが一般化するなど到底あり得ないだろう。

辞めた会社に戻ろうなって考えたことは一度もないし、辞めた会社の上司や同僚と連絡なんて一切取っていません

私自身、辞めた会社に戻ろうなんて考えたことは今まで一度もないしましてや辞めた会社の上司や同僚と連絡など一切取っていない。

私がいた会社が社員にしろバイトにしろ99%ブラック企業だったのでこうなっているだけかもしれないが他の人もまあ似たようなものだろう。

そもそも辞めた会社の上司や同僚と退職後もつるむ意味が全く分からないし。過労死ラインを余裕で超える毎月のサービス残業、ボーナスも退職金も有給休暇も昇給もない待遇、人間として尊敬できるところがないクソみたいな上司や同僚という環境で働いていれば退職後にどうして元上司や元同僚とつるもうとか考えるだろうか。

辞めた後もつるみたいほど上司や同僚と仲いいなら最初から会社辞めんなって話。私は全くごめん被りたい。

転職ですらお世辞にも一般化しているとは言えないのに、ましてや元いた会社に出戻りが一般化することなどあり得ないという結論でこの記事は閉めさせて頂きたいと思う。