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新卒社員が3年で3割辞めるのがそんなに悪いことなのか

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新卒社員が3年で3割辞める記事が今年も例年通り出てきた。

こういう話題は毎年4月の終わりになってくると「今年も桜が咲きました」的な感じで、必ずと言っていいほど出てくる。

3年で新卒社員が3割辞める、だから最近の若者はダメなんだという方向に持っていきたいのだろう。しかし私からしてみれば、入社3年経っても同期が7割残っているなんて社員も会社もかなり優秀というかかなりホワイト企業なんじゃないの?と思ってしまう。

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3年で3割退職とかぬるいですがな

今まで私が働いてきた会社は新卒を含めて3年で3割どころか1年でほぼ同期がいなくなる会社ばかりだった。

新卒で入社した会社は、私は10か月で辞めた。10人程度入社したのだが3年経って1人しか残っていないと噂で聞いた。

契約社員として入社した鉄道会社でも同期は10人いたが、研修期間を終えて現場配属2日目で同期の一人が一番最初に辞めた。1年や2年早く入った先輩たちからは「もう同期みんな辞めてしまった」なんて話はよく聞いたものである。

世間からは大手で安定していると思われている会社ですら、3年で3割どころか1年で10割退職も珍しくなかった。

その後転職先もブラック企業体験記に書いた通り、似たようなものだった。

ハッキリ言って、3年で3割程度の離職率でギャーギャー言うなって話だ。こっちは3年で同期がほぼいなくなる職場しか経験していないのだ。ぬるいぬるい。

 すぐに辞めてしまう学生しか採用できない自分の会社の採用担当の無能さを考えろって話

こういう話を聞くといつもイライラするのだが、なぜ3年で新卒社員が3割辞めることを新卒社員のせいにしているのかってことである。

履歴書やエントリーシート、グループディスカッション、何次にもわたる面接などなど新卒社員を採用する企業はたかが学生一人採用するのにこれだけ判断材料を学生に用意させる。

これだけ学生一人採用するのに判断材料を用意させておきながら、毎年毎年「今年入った新卒社員が非常識」だの「すぐに辞める」だのとグチって採用に失敗している企業の落ち度はないのかってことだ。

当たり前の話だが、特定の世代が全員バカとか全員賢いなんてことはまずあり得ない。いわゆる「ゆとり世代」「さとり世代」も同様。若者だろうがおじさんおばさんだろうが、バカや非常識はいるしめちゃ賢い人もいる。

企業の採用活動というのは、バカもかしこもごちゃ混ぜになっている集団からいかにして賢い学生、長期にわたって働いてくれて結果を残してくれる学生を見抜いてスカウトするかということのはずだ。

ということは最近の新卒社員は3年以内に3割も辞める、まるで使えないなどとなげいている企業は自分たちの無能さを他人のせいにしているだけだということに気づくべきだ。

辞めたいなと思ったらさっさと辞めたらいい

ゴールデンウィークが近くなってくるこの時期になるとネット上では「新卒で入った会社をもう辞めてしまった」なんて書き込みが結構出てくる。3年で3割退職どころか、入社1か月で退職する人は思いのほか多い。

正直、辞めたきゃさっさと辞めればいいと思う。入社してたった1か月足らずで「この会社ヤバいんじゃない?」「何だよこの会社の労働環境は!」「言われてた待遇と全然違う」「人間関係クソすぎる!」などと感じてしまうならばその会社は相当ヤバいということである。

入社してすぐにそう感じるならば、それらの問題を時間が解決してくれることなんてまずない。さらにひどくなることはあっても時間が経てば労働環境とか人間関係が改善すると思ったら大間違い。とっとと逃げるべきだ。

私自身、ブラック企業でだいぶ働いてきたが我慢して続けることでブラックな労働環境が改善されたことは一度もない。それどころかますますひどくなる一方だった。

短期間で辞めることになんの罪悪感も持つ必要はない。むしろ短期間で退職を決意させるほどクソな労働環境を放置している会社が悪い。入社する会社を間違えた、失敗したと感じるならばとっとと辞めてリトライすればいいだけである。

投資の世界では「損切り」という考え方がある。会社選びも「損切り」が必要なのではないだろうか?