若者はスマホで世界とつながっているわけではない

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最近、白い犬の携帯会社が学割を宣伝するCMを流しているがのをよく見るが、そのCMの中で「スマホで世界とつながっている」というフレーズを聞くたびにそれは違うだろうと思ってしまう。

確かにパソコンがないとインターネットにアクセスできなかった時のことを思えば、多くの人がスマホを持っている今の時代はかなりインターネットにアクセスしやすいし理屈として世界とつながっているのは理解できる。

だが、実際問題インターネットの世界に簡単に接続できる=世界とつながっているという方程式は日本においては当てはまらないのではないかと思うのだ。

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日本のネットは身内で盛り上がるツールに過ぎない

先ほど紹介したテレビCMの中では、女子高生が外国のボーイフレンド?らしき人物とビデオ通話するシーンがある。

確かにスマホで外国人とSkypeを使って、無料でビデオ通話することは可能だ。

しかし、「可能である」ことと実際に「やっている」は大きく違うのではないだろうか。

実際問題、スマホを持っている高校生のうちどれだけの数が言葉や国境の壁を越えて「世界」とつながっているというのだろうか。

別に高校生に限った話ではないが、スマホを持っていていつでもどこでもインターネットにアクセスできる環境になっていても単に身内で盛り上がるツールとしてしか使っていないのが現状ではないだろうか。

身内で盛り上がるツールだと思っているからSNSでトラブルが起きるのだ

Twitterやyoutubeにバカなこと、非常識なことをしている写真や動画をアップロードして炎上する事件が後を絶たない。

中にはネット上での炎上によって、飲食店がつぶれたりしているのだから笑うに笑えない。

【悪ふざけ投稿】ブロンコビリー 足立梅島店がツイッター炎上で閉店、アルバイト店員に損害賠償を請求

しかもこうしたバカな行為、非常識な行為を一度ネットにアップロードしてしまえば消すことは不可能だ。このステーキ屋さんが炎上した事件が起きたのは2013年で、もう4年も経つのにちょっと検索すればすぐに事の顛末が出てくる。

それにしてもなぜこのようなバカな投稿が後を絶たず、その都度炎上してしまうのはなぜなのだろうか。考えてみたときに結局のところスマホやインターネットを身内で盛り上がるためのツールとして使っているからではないかという結論に達した。

このバカな投稿をした学生はおそらく全世界を笑わそうと(全く面白くないが)してネット上にこの写真をアップロードしたわけではないだろう。同じバイト仲間にせいぜいウケたらいいなと思った程度だと思う。

このようにスマホやインターネット、SNSは日常生活では出会えない世界の人々とのつながりを持つためのツールではなく、単に身内と盛り上がるためのツールに過ぎないのだ。

「スマホで世界とつながっている」なんてよくもいえたものだと思っている。全く現状は逆で人を内向きにさせるツールとしてスマホやインターネット、SNSは利用されている

だから単に知っている仲間や身内で盛り上がる、楽しむためにSNSやネットに写真や動画をアップロードしているつもりなので投稿内容が炎上すると本人は「そんなつもりなかった」「こんなに炎上するとは思わなかった」ということになるのだ。

こういうコメントを聞くとよっぽどの馬鹿なんじゃないか?と思ってしまいがちだ。

ただ、インターネットやSNSは普通に世界中に公開されているという意識が全くなく、せいぜいネット上に存在する「掲示板」的なものだとしか思っていないのであれば上段でもなんでもなく本気でそう思ってしまうのだ。

世界中に情報公開しておいて何言ってんの?

以前怒り新党「自らSNSに写真や個人情報をアップロードしておいて、そこで見たことを聞くと嫌な顔をする友人が不思議」という投書があった。これこそまさに私が先ほど書いたようにSNSやインターネットをしょせん身内で盛り上がるためのツールとしか考えていない証拠ではないか。

つくづく自ら進んで顔写真や本名や今日どこで何したとかいう個人情報を全世界に配信しておきながら何言ってんの?という話である。あんた芸能人と同じでプライバシーなんてない状況なんやでって話。

もっとも2017年になってもいまだにネットリテラシー教育もプログラミング教育もろくにやらない国だから仕方ないのだろうと思う。

まとめ

・若者がスマホを持っているからと言って世界の人々と言語や国境を越えて交流しているわけではない。

・インターネットやSNSは現状では身内で盛り上がるツールとしてしか使われていない。

・2017年になってもろくにネットリテラシー教育を受ける機会が皆無なのだから仕方ない面がある。