プレミアムフライデーは職業に上下関係があることを明らかにした

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もう今さら感がすごいし、多くの人がもう忘却の彼方に忘れ去っているかもしれないが、2月から始まった「プレミアムフライデー」について書きたいことが浮かんだので思ったことを書きなぐっていきたいと思う。

プレミアムフライデー

この記事を書くにあたって「プレミアムフライデー」でググったらこんな立派なサイトが出てきた・・・。すごい予算かけたんだろうに世間からボロクソに批判されてるって一体・・・。

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午後3時に帰るくらいで何をたいそうな・・・

私がこのプレミアムフライデーの取り組みを知った時に一番に思ったことが「午後3時に仕事を終えて帰るくらいで何をたいそうな・・・」だった。

それも毎週やるならまだしもたった月一回、午後3時に仕事を切り上げて帰るくらいのことが日本ではそこまで大変なことなのかと、つくづく日本のサラリーマンの働き方はひどいなと思った。

ちなみに私のサラリーマン時代の勤務時間は12時間越えかつ週休一日あるかないかが当たり前だったことを思い出して(もちろん残業代などない)さらにげんなりとした。

接客業やサービス業の人はプレミアムフライデーを満喫する上級サラリーマンを接待しろというキャンペーン

次に思ったのがこれである。

おそらくプレミアムフライデーを考えたエライ人は「金曜日早く帰らせたらあとは土日休みだからサラリーマンはしっかり休めるし、いろんなところでお金を落としてくれる」と考えたのだろう。

しかしここで小学生でも思いつくような疑問が浮かぶ。「金曜日に早く仕事が終わる人にモノやサービスを売る人はどうなるの?いつ休むの?」と。

当たり前の話であるが、ご飯を食べるにせよ映画を見るにせよどこかへ遊びに行くにせよそのモノやサービスをお金と引き換えに提供する人たちが存在するからできるのである。

こういった接客業やサービス業の人は当然のことながらプレミアムフライデーなる企画には参加できない。むしろいつもより客が多くなるからより働かないといけない。

しかもこういう仕事をしている人は対応したお客さんが多ければ多いほど給料が増えるシステムでは働いていない。アルバイト・パートであれば時給だし正社員でも固定給であろう。

ということは、プレミアムフライデーが普及すればするほどもらう給料が変わらないのに月一の金曜日は地獄のような忙しさに見舞われるのだ。どこがプレミアムなフライデーなのだって話。

つまりプレミアムフライデーは結局のところ土日がきっちり休めて、かつ月一回であっても金曜日は午後3時に仕事を終わらせてくれるようなホワイトな労働環境である大企業のサラリーマンを同じサラリーマンであるはずの接客業やサービス業がもてなそうという企画なのである。

ここには明らかに勤めている会社であったりあるいは職業の間で上下関係ができていることは否定のしようがない。もてなされる側ともてなす側。早く帰れる側と働く側。

職業に上下関係や貴賤などないというのは大嘘であることを明らかにしてくれた点でプレミアムフライデーは評価できる

このように、もてなす側ともてなされる側、世間の流れに乗って休んだり遊んだりできる側とそんなことが叶わない側という職業の上下関係が存在することを明らかにしてくれた点では評価できるのではないだろうか?

いわゆる世間で言われている労働者を苦しめる「ブラック企業」は大体小売りや飲食といったサービス業に集中している。

こういった接客業やサービス業に負担を強いる点で、その仕事にかかわっている人たちを完全に奴隷扱いしているといっても過言ではないはずだ。

この期に及んで職業に貴賤はないとか、上下関係なんてないなんてことは全く通じない。もはや小学生にすら通じない。なぜならプレミアムフライデーによってその恩恵を受けられた人とそうでない人がくっきりと分かれてしまったから。

調べたところ、実際に早く帰った人の割合は3.7%だったそうで、つまり少数の上級サラリーマンを多数のサラリーマン、もしくはパート・アルバイトがもてなしたといえるのではないか。

参考サイト:「プレミアムフライデー」実施・奨励率は10.5% 実際に早く帰った人は3.7%

ちなみに次のプレミアムフライデーはなんと3月31日。年度最後の日に果たしてどれだけの人が15時に仕事を切り上げて帰ることができるのか今から注目したいと思う。まあ確実に初回よりはパーセンテージは下がることだろう。