ホームレスからの逆転劇に目が離せない!「砂の王国」が面白すぎる

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またしても久しぶりな更新になりました。インフルエンザやら風邪やらノロウィルスやらが流行ってくる季節ですが、今のところ普通に元気に過ごしています。

ちなみに生まれてこのかたインフルエンザには一度もかかったことがないのですが、大学時代にノロウィルスに感染してかなりひどい目に遭ったことがあります。それ以来手洗いうがいは春夏秋冬欠かしません(*^▽^*)

それはさておき、久しぶりのブログで何を書こうかと先ほどまで悩んでいたのですが今回は最近スキマ時間に読み進めている本を紹介することにします。

面白い小説が読みたいと思っている人から、マーケティングや心理術を勉強したいと思っている人までおススメできる本です。

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証券マンがホームレスになる→宗教団体で一発逆転劇?

この方のブログで知ったのですが「砂の王国」という小説を今読み進めています。

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今は上巻を読み終わって、下巻を読み始めたくらいなのですが久しぶりに面白い小説に出会ったなという印象を持っています。

どういった内容の小説かをざっくり紹介していきたいと思います。一部ネタバレあるので今読んでいる人はここでそっ閉じしてください。

元証券会社の営業マンだった主人公は妻との離婚をきっかけにどんどん転落していき、そこに不運も重なって公園で寝泊まりするホームレスになってしまいます。

そこで普通に生活していればまず気づかなかったであろう、社会の理不尽さをこれでもかと味わい絶望の日々を過ごすわけです。

某ハンバーガーショップの残飯がほぼきれいな状態で残っていると思ったら、水がかけられていて食べられる状態になっていなかったり、普段お店ではお客さんに笑顔を振りまいてるであろう店員に鬼のような形相でケリを入れられたり、市役所に相談に行ったらかなり理不尽な対応をされたりと読んでいるだけでも気が滅入ることばかり続きます。

しかし、そんな中でもホームレス生活を通してうさん臭い占い師や、なぜか会う人すべてを魅了するようなオーラを持ったホームレス仲間ができたりするのです。

その後、主人公はあれこれ頭をフル回転させて得た小銭を元手に競馬にチャレンジしてなんと大穴を当てます。

競馬で勝った資金を元にビジネスを起こして起死回生をもくろむのですが、そのジャンルがなんと「宗教」。うさん臭い占い師と人を魅了するオーラを持ったホームレス仲間と3人で宗教団体を立ち上げ活動していきます。

果たして宗教で大儲けできるのか・・・という話です。

人が何によって動かされるのかの描写がすごい

この小説にかなりはまっている理由として一番大きいのは人が一体何によって動かされるのか、小説内で展開されているテクニックがすごいところにあります。

例えば大学受験に失敗し、バイトも長続きしないさえない男性が出てきます。

彼は雑記ブログを運営していてそこそこアクセスを持っているのですが、リアルな世界ではほぼ引きこもり状態なわけです。

しかし、彼は近所に元証券マンが立ち上げた宗教団体の施設にあくまで「ブログのネタ作り」の一環で行くのです。

最初は冷やかしだったにもかかわらず、目の前で超常現象(すべてマジックなんですが)を次々と見せつけられ、度肝を抜かします。

その後、教祖(オーラがスゴイ元ホームレス)からの直々のメッセージとしての伝言で見事に心をつかまれるのです。

最終的には青年部の幹部として、この引きこもりの男性は活躍するのですが他にも「自分は宗教や占いに絶対騙されない」と自負している人が続々と入会していく様はかなり見ものです。

原価がいくらだろうと買う側が価値を感じれば人はいくらでもお金を出す

また上巻で印象的だったのは、自分たちで手作りで作った原価200円程度の粘土で焼いたお椀(しかも見た目もひどい)を会員に売ってみると何十万円という目の飛び出るような価格で購入する人が出てくるところですね。

宗教団体自体は値段を指定したり、オークションにかけることは全くしていないのですが会員同士が自然と「〇〇円で買う」といった感じで主人公たちですら引くぐらいのレベルでどんどん値段が吊り上がっていくのです。

原価がいくらであろうと買う側が価値を感じればいくらでもお金は出てくるということが如実に表れています。

マーケティング方法や心理誘導術がすごすぎる

単純に読み物として面白いのですが、この本のすごいところは読み進めていくうちに自然とマーケティング方法や人が何で動くのかという心理術が勉強できる点ですね。

主人公が元証券マンだったこともあって、証券マン時代に学んだマーケティング方法や心理誘導術で続々と会員やファンを増やしていくのです。

マーケティングや営業方法を勉強したい人は読んで損はないですね。

まとめ

また下巻を読んでいる最中なのですが、今から最終的にどこまでこの新興宗教団体が大きくなっていくのか非常に気になりながら読み進めています。

今年は小説をこれと言って読まなかったので、年末が押し迫ってきたこの時期に良い本に出合えたなと思います。

楽天コボだと今なら上巻は100円で読めますよ。

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