複雑で茶番と化した就活を一度単純にしたらどうだろうか

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就活塾の活動に熱中するあまり、内定を取るどころか大学を留年する学生が増えているそうである。

ただでさえ、就職できるかどうか不安で仕方ない学生相手にこういった商売をすること自体が実際に効果があろうがなかろうが卑劣だなあという印象を受ける。

しかし、こういった就活塾やセミナーに学生が飛びついてしまうのは昨今の就活が昔に比べて複雑になり過ぎているからではないだろうか。

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会社に入社するためにどれだけの手間と時間とお金をかけないといけないのか

私が学生時代に就活していたのは約6年前だが、今も大して就活を取り巻く事情は変わっていないだろう。

とりあえずリクナビやマイナビに登録して、気になる企業に片っ端から応募して自己分析しながらエントリーシートと履歴書を作って、時にはインターンシップやOB・OGを訪ねつつグループディスカッションや圧迫面接を乗り越えやっと内定をゲットする。

こんな就活のスタイルがいまだに続いているし、これがさも当たり前のように思われている。

しかし、世の中に存在する会社に就職するという事に対して時間や手間やコストがかかりすぎではないか?

ここまでしないと世の中に既に存在する会社に入社出来ないってなんなのかと就活から離れて数年経つと思ってしまう。

たかが会社に入社するということに対してやらないといけないこと、乗り越えないといけないことが多すぎて就活が複雑化しているから上記のような怪しい就活塾やらセミナーがはびこるのである。

就活を単純化すれば学生も会社側もお互いメリットがあるのでは?

普通に履歴書と面接だけで判断じゃなぜアカンのかと思う。

おそらく日本の会社の人事というのは人を見る目がないから判断基準を増やしまくった結果、かえって優秀な人材かそうでないかの判断ができなくなっているのだろう。

より効率よく優秀な人材を採用したいとあれもこれもと判断基準を増やして、より非効率で優秀な人材を確保できなくなる、人を見る洞察力がなくなるというまったくもって矛盾した話である。

学生は学生で就活でやることが多すぎて学業に支障が出るくらい消耗してるし、会社側も莫大なコストと時間と手間をかけてもすぐにやめるような人材ばっかりだしで今の就活では両者ともプラスになっていない。

さっきも書いたがここまで複雑化した就活で学生も企業も消耗するくらいなら、いっそリセットして履歴書と面接だけで判断しますくらいのことをしたらどうだろうか。

グループディスカッションやらSPIやらをなくして履歴書と面接だけで採否を決めマスみたいな。

ただし、最近はちょっと気になればパソコンから企業エントリーできるのでアナログな方法にして入口を少し面倒にする必要はある。

パソコンからの会社応募だったら「とりあえずエントリーする学生」が多いだろうから、いきなり履歴書を会社に郵送するようにするとか。

かつてニコニコ動画で有名なドワンゴが自社の採用試験を受けるのを有料にした例があったが、気軽に応募したりしないよう有料にしたり手間を掛けさせるというのはアリだと思う。

学生が怪しい就活塾やセミナーに騙されて本末転倒な結果になるのは結局のところ、現在の就活が複雑化して時間やコストや手間がかかり過ぎていることが原因だろう。

マイナンバーであったり、電力自由化であったり、ネット回線であったりと一般人にとって複雑で分かりにくいものに対しては知らない人間に対する詐欺が横行するのは世の真理である。

学生たちに怪しい就活塾やセミナーに気をつけろと言う前に、複雑化した就活をいったんリセットすることを大人たちがやるべきだと思う。