スポンサーリンク

鉄道ファンは鉄道会社に就職してはいけない3つの理由

Pocket

0I9A6259ISUMI_TP_V

鉄道ファンで将来は鉄道会社で働きたいな、就職したいなと思っている人は日本全国かなり多いと思う。

だが、はっきり言って鉄道ファンが鉄道会社に就職することは全くおススメしない。

なぜか。その理由を書いていこうと思う。

スポンサーリンク

マニアックな鉄道知識は業務で全く役に立たない

OOK85_dorage320150201165246_TP_V

鉄道ファンが鉄道会社での就職を目指すのはわからないでもない。

なぜなら私がそれだったからだ。

ただでさえやる気の全くなかった学生時代の就職活動。

サラリーマンとして60歳まで働き続けることができるとは全く思っていなかった中、就職してもいいかなと思っていたのが鉄道業界だった。

鉄道業界だったら自分は元々鉄道ファンだし、それまで蓄えてきた鉄道の知識が活かせるのではと思ったのだ。あと鉄道が好きだったというのもある。

しかし、実際契約社員として鉄道会社に入社するとそのイメージはもろくも崩れ去った。

まず蓄えてきた鉄道知識が全くといっていいほど活かせない。

そりゃそうである。普段利用する人たちがみんな鉄道会社の社員に対して鉄道ファンでないとわからないようなことを聞いてくることはまずないからだ。

それは鉄道会社側からしても同じことである。

鉄道会社で働く上で知っておかないといけないのは正しい運賃料金の計算方法だったり、仕事のやり方だったり案内の仕方である。

つまりそれまでに貯めこんできた知識と、鉄道業界の現場で必要とされる知識は天と地ほどの差があるのだ。

鉄道マニアが鉄道業界に入るとこのギャップに苦しむ。車両の名前とか(○○系のようなやつ)そんなことを駅員に聞いてくる客は超少数のマニアだけだ。

多くの乗客にとって鉄道のマニアックな知識など興味ないのだ。これをしっかりわかっておかないとただの勘違い野郎として鉄道会社で浮いた存在になる。

鉄道会社内に鉄道ファンはほぼいない

paku_klasdklj_TP_V

案外知られていないが、鉄道会社で働いている人はもともと鉄道ファンだったり鉄道に興味があった人はほとんどいない。

鉄道会社の社員で鉄道が好きで入った人は皆無である。

これは私の妄言ではなく、実際に私が新卒入社の社員一人一人に聞いたり上司に聞いたりしてみた結果だ。

入社理由で最も多かったのが「大企業で入社できたら安泰だから」だった。

なかには別で就きたい職業があったけど親の勧めで仕方なしに受けたら内定がとれたなんていう人もいた。

強いて言うなら、かつて鉄道会社がオーナーになってたプロ野球球団のファンだったからというのが鉄道会社に入社した能動的な理由としてあったくらいである。

それくらい鉄道ファンだったからとか、そういった理由で入社した人は鉄道会社にはほぼいないのだ。

なぜか。

それは採用時点でそういった人間を意図的に排除しているからである。

鉄道会社からしてみれば、言われたとおりにミスなく仕事をこなしてくれる人間が必要なのである。

マニアックな知識を持っている人間やそれを振りかざす人間はいらないのだ。

さらにいえば鉄道ファンやマニアを採用したがらない理由で最大のものは「公私混同してしまうリスク」である。

つまり会社の備品に手を付けたりするリスクを鉄道会社は恐れているのである。

なのであからさまに志望動機や、面接の時点でやたら鉄道ファンであることをアピールすると好評価どころか即不採用決定だ。

鉄道ファンは意図的に入社時点で排除されるし、幸運にも入社できたとしても周りは鉄道ファンが多いわけではないので結果孤立するハメになる。

これが鉄道ファンが鉄道会社に就職してはいけない理由の2つめである。

仕事自体キツイし給料安い

OOK3S0420140125180412_TP_V

最後にこれが一番重要なのだが、鉄道会社は仕事自体が見た目よりもずっとハードだしそれに対して給料が非常に安い。

泊まり勤務があれば日中勤務もあるので生活がかなり不規則になって健康を害するリスクがあるし、昨今では乗客からのクレームや暴力もかなり多い。

責任もかなり重たい。それこそ寝坊して駅を開けるのが遅れれば新聞沙汰である。

鉄道会社で一番のご法度は遅刻・寝坊である。2回以上やらかせばたとえ正社員といえども退職を迫られる。契約社員だったら1回でもやらかせば正社員昇格の道はなくなったも同然である。

それだけハードで責任も重たいのに給料はかなり安い。

JRならともかく私鉄の契約社員なんてそれこそそこらのコンビニでアルバイトしたほうがよっぽど給料がいいなんてことは決して珍しくない。

列車の乗務員になれば手当がいろいろつくのでそれなりに稼げるようになるが、それだって人身事故等に遭遇してしまったり、数か月に一度行われる適性検査に引っかかっていつ乗務員から降ろされるかわからない。

鉄道会社で働くことを夢見る人は多いだろうが現実は超ハードなのだ。実際離職率も結構高い。

鉄道ファンで鉄道に夢を見ている人には特にきつい現実である。これが3つ目の理由である。

まとめ

いかがだっただろうか。

鉄道業界というのは目指す人が結構多い割には、その実情が全然外部に知られていない実に不思議な業界である。

経験者として書くが、鉄道を嫌いになりたくなければ鉄道を仕事にするのはやめたほうがいい。

一鉄道ファンとして外部から鉄道を楽しんでいるほうが、よっぽど幸せな人生を送れるはずである。鉄道が好きな人はあくまで趣味として楽しむべきもので仕事にすることはやめよう。