嫌われる勇気を読んだ人は幸せになる勇気を読まないとアドラーを理解したことにならないよ

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「嫌われる勇気」の続編である「幸せになる勇気」を読了した。

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前作の分かりやすさでアドラーを分かった気になってたらかなり危険ですよ

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前作の「嫌われる勇気」はアドラー心理学の入門書として大ヒットしたのは記憶に新しい。

おかげで本屋さんに行けば一時期アドラー心理学入門といった本がやたら並んでた。

「嫌われる勇気」を読んで人生はこんなにシンプルなんだ、あるいはシンプルに考えればいいんだと勇気づけられた人は多いだろう。

過去のトラウマなど関係なく、今この瞬間に集中することで過去も未来も一切関係なくなって結果今この瞬間から人は幸せになることが出来るという言葉に励まされた人も多いだろう。

実際私も前作を読んでかなり感動したし、主人公のひねくれた青年がアドラー心理学に触れて考え方を変えていくプロセスにはかなり感情移入していた。

しかし、続編である「幸せになる勇気」は前作でアドラー心理学を分かったつもりになっている人に対する劇薬であると私は思った。

分かりやすい文章はそのままなのだが、書いてあることが前作とは比べものにならないくらい斬新で時折ついていけなくなるのだ。

青年の口の悪さも内容の濃さも桁違いにパワーアップ

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前作の「嫌われる勇気」では読書レビューで「青年の口が悪すぎる」といったものが散見された。

実際、哲人がアドラー心理学を解説していく上で理解できないことがあればすぐに口汚く罵る場面が多々あった。

「幸せになる勇気」でも青年の口の悪さは変わらず、それどころか桁違いにパワーアップしている。

それはつまりアドラー心理学の深いところの話になって今まで疑うことすらなかった常識を真っ向から否定する考えが続々と出てくるからである。

それは前作をはるかに上回るレベルである。

前作を読んでる人は絶対続編を読むべき

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前作で青年は不本意ながら大学図書館司書の仕事をしていたが、続編では中学校の教師になっている。

むろん、アドラー心理学に影響を受けてそれを教育現場で実践しようとするのだがまったくうまくいかず二度目の哲人との対談になったというストーリーになっている。

読み終わっての率直な感想としては「嫌われる勇気」で取り上げられたアドラー心理学は本当に初歩の初歩のレベルの話だったんだなということである。

続編になっても文章自体は読みやすいのだが、じゃあすんなり理解して自分の中に落とし込めるかというとそれは一回読み通しただけではまず不可能である。

なぜ私がこんなことを書くのか、それは実際に読んでみれば理解していただけるはずだ。

アドラー心理学はまさに劇薬で万人にすんなりと受け入れられる考え方ではないということが続編で明確になっている。

前作の「嫌われる勇気」でアドラー心理学を理解した気になっている人はぜひとも読んでほしいと思う。

分かった気になってた自分に対して恥ずかしくなるだろうし、続編の内容を完全に理解しようと思ったらそれこそ一度読み通しただけではとても足りない。

私自身、この「幸せになる勇気」に関しては何度も読み返していこうと思っている。

それだけ内容が濃いし、今までの常識を覆す考え方がこれでもかと書かれている。

そして読み終わった時にはなぜこの続編のタイトルが「幸せになる勇気」なのか納得できるはずである。