企業が新卒大学生を過剰に欲しがるのはなぜか考えてみた

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大学生の就職活動の解禁時期が8月以降になったにもかかわらず、7割もの企業が先行解禁前に面接を行っていたそうだ。

参考記事:7割が解禁前に面接=16年新卒採用で―リクルート調査

つくづく大学生の就活はルールなしの茶番だなと朝から痛感させられた。

まあ、経団連がああしろこうしろとルールを作ったところで、ほとんどの企業は経団連になんて加盟していないからそいつらが勝手に作ったルールなんて知ったこっちゃないわって話だろう。

そんな守らなくてもこれといった罰則もないルールを守るよりも、一人でも多くの優秀「だと思う」大学生を新卒採用することに血眼になっているのが現状である。

それにしてもなぜにここまで企業は新卒学生を欲しがるのだろうか。

新卒学生の採用は、お金も時間も手間もめちゃくちゃかかる。主要就活サイトでは求人を掲載するだけで100万円は当たり前のようにかかると聞いたことがある。

新卒学生は採用にコストがかかるだけでなく、採用してからもコストはかかる。

よく仕事は最低でも3年はがんばれと会社や上司がやたら言うのは、3年は働いてもらわないと採用に投資してきたコストが回収できないからだ。

同じ仕事を3年やれば成長できるとか、仕事の面白さがわかるとかそんなものは一切関係ない。面白いと感じる仕事は3年もやらなくたって最初から面白いし、つまらない仕事は3年やったところでつまらない。

ましてや最近話題に事欠かないブラック企業に3年もいたら精神的にも肉体的にも深刻なダメージを受けるだけだ。

話が少し横道にそれてしまったがなぜ企業は中途採用に比べてコストも手間もかかる新卒採用をしたがるのか、その理由を考えてみた。

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洗脳しやすいから

いろいろ考えてみたが結局「洗脳しやすいから」だというのが私が出した結論だ。

学生から社会人になって最初に入社する会社というのは、その後の人生や価値観にかなり影響を与える。

何をするにしても最初に入社した会社が無意識のうちに基準になってしまうからだ。

つまり社会とはこういうものだよ、会社で働くというのはこういうことだよということを会社側の都合の良いように教育して洗脳できるのである。

たいていの人は群がって何も考えずに生活することが楽だと思っているし、昨今の精神的肉体的経済的に厳しい就活をくぐり抜けて会社に入社したので早々転職したくないと学生は思っている。

となれば学生時代からそれこそ人に流されずに自分の頭で考えるトレーニングをかなり積んできた人間でもない限り、新卒で入社した会社に簡単に洗脳されてしまう。

これが何社も転職を繰り返していたりしてよその会社や業界を知っていればこうはいかない。視野が広くなっているから簡単に洗脳させるのは不可能なのである。

だから企業は中途採用よりもはるかにコストのかかる新卒学生の採用に血眼になるのだ。

新卒入社した会社がブラックだったらもう地獄

まず社会人のルールを教えるところから洗脳はスタートする。もし新卒入社した会社がブラックだったらもう地獄である。

それこそ社会に出て間もない人間なんて世の中のルールなんてろくに知りもしないから、残業代なんて出なくて当たり前だとか有給なんて取るのは非常識だなんていうことだって平気で洗脳させられる。

ブラックな会社のブラック体質に簡単に染められる。最初のスタートがブラック企業だったら、そこが会社員人生の基礎になるのだから。

新卒学生は引く手あまたと言われて久しいが、だからと言って正社員の中途採用も盛んになっているかというとそうでもないのは新卒採用と中途採用で決定的に異なる事情があるのだ。

洗脳しやすいからコストをかけてもルールを無視しても新卒学生を取りたい、これが企業のホンネである。