最近奨学金バッシングがすごいけど、それで大学に行くことのできた人間がいることを考えろよ。

スポンサーリンク





a1180_011767

最近、よそさんのブログを見ていると日本学生支援機構の奨学金を取り上げる記事が多いですね。例えて言えばこれとかこれとか。

それでですね、こういった日本学生支援機構の奨学金に関するブログ記事って多くがサラ金真っ青の制度だから基本的にお金を借りるなの論調なんですよねえ。

ひどいのになるとよっぽどいい大学に行くのでもない限り、奨学金を借りてまで大学なんか行くなっていう過激な意見もあります。

いろいろ見ていて思うんですが、皆さん大事なことを忘れている気がします。

それは奨学金があるおかげで大学に行くことのできている人がいるということです。

スポンサーリンク

奨学金問題は生活保護問題と似ている。

有利子であろうが無利子であろうが、もっと言えば給付制ではなくて貸与制であっても奨学金があるおかげで大学に行くことが出来ている人がたくさんいるわけです。

私自身もそうです。奨学金を借りることで大学に行けた人間の一人です。

そういった立場の人間としては昨今の奨学金バッシングは見るに堪えないものがあります。

社会に出てから仕事に就けず(就かず?)に奨学金が返済できない事例が極端に取り上げられているせいで、奨学金を借りて大学に行っている人あるいは行っていた人が肩身の狭い思いをするのではないでしょうか。

そもそも日本学生支援機構で奨学金を借りて大学に行った人の殆どは、ちゃんと毎月返済しているか、もし払えなければ滞納扱いになる前にきちんと適切な手続きをして猶予してもらったり返済額を減額してもらったりしているわけです。

奨学金の滞納で取り立てが厳しいだの、金利が上乗せされるからサラ金真っ青の制度だと多くのブログ記事では書かれていますが、誤解が当たり前のようにまかり通っています。

以前にも書いたのですが(参考記事:学生支援機構の奨学金に対する嘘や誤解を暴く)、奨学金の返済が厳しければ滞納扱いになる前に適切な手続きを踏めば、猶予措置や毎月の返済額の軽減措置が使えるのです。

また在学中及び返済猶予期間中は金利がつきませんし、普通の借金とは異なり借りた本人が死亡あるいは働けなくなるほどの障害を負った場合は返済が免除されます。

これが借金の場合は障害を負ったからと言って返済が免除されるわけではありませんし、亡くなっても相続放棄ないしは限定相続しない限り身内に借金が相続されますからね。

この点でサラ金とは全然違うことがわかるはずです。

さらに金利も大手都市銀行の教育ローンに比べるとはるかに格安です。年利1%もないのですから。

滞納によって返済が苦しいだの、取り立てが厳しいだの言っている人は単に適切な手続きや奨学金の返済を放置したからそうなっているのです。

いわば自業自得なのです。

そういった一部の怠慢な少数派をあたかも大多数であるかのように取り上げるマスコミやネット上の論調には賛同しかねるところがあります。

これは生活保護問題と似ているところがありますよね。一部のならず者のせいで問題のない大多数が迷惑を被っているっていう構造が。

生活保護を現在進行形で受けているおかげで生き延びることのできている人や、あるいは生活が苦しくて生活保護を受けたいと思っている人がいるわけです。

しかし、日本学生支援機構の奨学金と同じく制度そのものに対するバッシングによって現在その支援を受けている人あるいはこれから受けようとする人に対する圧力になっている点が大変似ているように感じます。

もちろん、日本学生支援機構の奨学金にしろ現行の生活保護制度にしろ全く問題がないわけではありません。改善すべき点は早急に改善すべきです。

だからといって、一部の人間の行動によってこういったお金がないために大学に行けない、あるいは生活できない人に対するセーフティネットそのものが問題なのだというような論調には賛同できません。

たとえ問題を抱えている日本学生支援機構の奨学金にせよ、生活保護制度にせよ、それによって助かっている多くの人がいることを忘れてはいけないと思います。

スポンサーリンク
格安スマホの相談に乗ります。