他人に相談することで初めて客観的な意見を持てる

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私は読売新聞を毎朝読んでいます。

たくさんある連載記事の中で毎朝必ず読むのが「人生案内」という連載記事です。

文字通り、紙面上で読者の人生相談に著名な人たちが応じるというものです。

今日、掲載されていた人生相談の内容がなかなか世の中の真理を突いているなと感じたのでここで取り上げたいと思います。

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誰が見ても明らかなことすら本人には分からないものである

その相談内容というのが「50代にもなって結婚せず働きもしない妹が心配」というものでした。

結婚もせず、仕事もしないのでこのまま現在面倒を見ている両親が亡くなったら、自分に妹の世話の負担が来るのではと明確に相談内容に書いているにもかかわらず、妹を結婚させるにはどうすればいいでしょうかと書かれているのです。

それに対しての回答は「あなたは妹の心配をしているようで実は自分のことだけを考えている。だから妹は反発するのだ。干渉をやめなさい」といったものでした。

当たり前ですよね。

今ここでざっくりと内容をまとめても、明らかに姉が妹を心配しているというより両親亡き後の妹の世話が自分にやってくるのが嫌だということがはっきりと表れています。

自分に妹の世話が来るのが嫌だから、さっさと結婚させて他人に妹の世話を押し付けたいということをあからさまに言ってますからね。

私でも相談内容を読んでて妹の心配より自分の心配をしていることがあからさまだなと思ったのですから、誰がみてもそう思うことでしょう。

しかし、相談を寄せている本人からしてみればそんなことも分からないわけです。

別に相談者がバカだとかそういう問題ではなく、自分の考えが正しいのか間違っているのか他人に相談して初めて気づくのです。

この場合は真剣にお姉さんは妹が結婚しないことを心配しているのでしょうし、心配だからこそ干渉して妹から反発を食らっているからどうしようと悩んでいるのです。

自分が妹の面倒を見させられるのが嫌だなんていうことはこれっぽっちも思っていないはずなのです。

しかし、第三者から見ればそれがあからさまなので反発するということを指摘されて初めて自分の事しか考えていなかったのかと反省するのです。

自分で客観的にものを見ようとか、考えようとしてもそれは主観の域を出ることはできません。自分の考えイコール主観ですからね。

しかし、他人に相談したり自分の意見を言うことで初めて客観的な視点を持つことが出来るわけです。

この人生相談が私はとても好きなのですが、それはこの連載記事を通じて人に相談することの大切さというものがよく表れているからです。

世の中には、自分の悩みを解決するプロというのは自分が思っている以上にいるものなのです。

一向に減らない振り込め詐欺によく騙されるのは決してバカな人だとか世間知らずの人ではなく、他人に相談しない人が多いと聞きます。

そんなんで騙される人が悪いというのは簡単ですが、本人からすればかなり深刻にとらえているのでまともな思考回路を保てないわけです。

そこで他人に相談することが出来れば、客観的な意見が入ってきて自分のものの見方が偏っていたことに気づくことが出来ます。

そういうわけで何か悩みがあればすぐにでも他人に相談しましょう。意外と近くの人がその悩みの答えを持っているものですし、誰も答えを持っていなければこの人生相談の連載記事見たく公に相談することだってできます。

最近、ネット上で相談事に応ずる人が増えていますから、それを利用するのもありでしょう。どうせ現実に会うこともないでしょうから後腐れなく相談できますよ。