元駅員が鉄道について勘違いしていると思われる無知や誤解を晴らす

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日本で暮らしていて鉄道を生まれて一度も利用したことないという人はまずいないと思います。

しかし、鉄道会社に勤めていた経験がある私からすればこれほど多くの人に利用される公共交通機関であるにも拘らず、これほど世間に無知や誤解がまかり通っている公共交通機関ってないと思うんですよ。

明日は鉄道の日ということもありますので、今回は皆さんが鉄道に対して持っているであろう誤解や無知を晴らしていきたいと思います。

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1.鉄道会社に勤めている人ってみんな鉄道が好きなんですよね?

はっきり言います。そんなわけありません。

むしろ鉄道会社においては鉄道マニアや鉄道好きはかなりマイノリティです。

なぜなら大手鉄道会社はあからさまな鉄道マニアや鉄道好きを採用しないからです。

おそらく仕事と趣味の境界線があいまいになって公私混同することを恐れているのだと思われます。

実際に私が仕事していた時に新卒社員であったり上司になぜ鉄道会社に入社したのか理由を聞いてまわっていたことがあります。

殆どの人が別に鉄道好きではなかったけど大手企業だから入ったという答えがほとんどでした。

この記事を読んでいる人で鉄道会社で働きたいと考えている人はまず鉄道に対する愛を面接で語ってもかえってマイナスにしかならないことを覚えておきましょう。

2.途中下車っていつでもできるんでしょ。

んなわけあるかいと思いますねwww。

おそらくテレビで地方を巡る旅番組なんかで途中下車という言葉がよく使われていたこともあって途中下車という言葉が独り歩きしているのです。

そもそも途中下車という制度がなぜあるのか知らない人が多すぎます。

今でこそ新幹線が整備されて一日で日本中たいていのところに行くことが出来ますが、かつては一日で日本の端から端まで移動することはまず不可能でした。

そこで、道中でいったん降りて宿泊や休憩してまた鉄道を利用できるようにということでできた制度が途中下車なのです。

ということはよっぽど遠いところに行かない限りは途中下車という制度はいらないわけです。

実際には移動距離が100キロ以上でないと途中下車は基本的にできないようになっています。

券売機で買える距離では途中下車はまずできないということを皆さんに知っていただきたいと思いますね。

3.ニューヨークの地下鉄は24時間営業してるけどなんで日本ではできないの?

日本の鉄道は24時間営業ではありません(大晦日から元日にかけてを除く)。

始発と終電があります。

毎日のように終電に乗るべく走るサラリーマンからしてみれば24時間電車が動いてくれたらなと思うのも無理はないかもしれません。

しかし、電車が走っていない深夜に線路や設備の点検をしているのでそれは不可能なのです。

でもアメリカのニューヨークの地下鉄は24時間営業してることを知っている人もいるでしょう。

これが出来る理由はちゃんとあるのです。

なぜなら地下鉄が複々線だからです。

複々線というのは電車が走る線路が4線あるということです。

日本でも大阪や東京なんかでは複々線が存在し、同じ方向に電車が競争するという光景がよく見られます。

しかし、ニューヨークの地下鉄は毎日複々線をすべてフル稼働で使っているわけではなく、一日2本ずつ交代で線路を使っているのです。

そして使わない方の線路を毎日メンテナンスしているのです。こうすれば終電を作って電車を運行しない深夜に線路や設備のメンテナンスをする必要なく24時間運行ができます。

じゃあ日本でも複々線にすればいいじゃんと思われるでしょうが、地下鉄は掘る穴の大きさで費用がかなり変わってきますし、アメリカほど土地もないのでせいぜい複線を作るのがやっとなのです。

ちょっと地方に行けば鉄道なんて複線どころか単線ばっかりであることがそれを物語っています。

それにニューヨークの地下鉄は一番運行本数の多い路線で一時間に一本程度しかありません。

10分も待てば電車がやってくる日本とは全然違うのです。

なんなら営業時間中にでも線路や設備のメンテナンスが出来るわけです。

日本でも24時間鉄道運行させろという人には、じゃあ線路や設備のメンテナンスはいつやるの?と聞きたいですね。

便利さと安全を両立させるのは大変なんですよ。

いががでしょうか。今回は3つ世間が誤解していると思われることについて書いてみました。

まだネタはたくさんあるので、気が向いたらまた鉄道に対する誤解や無知を解く記事を書きたいと思います。

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