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学生支援機構の奨学金に対する嘘や誤解を暴く

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日本学生支援機構の奨学金制度をご存知でしょうか。

簡単に言えば、大学の学費を毎月決まった金額を奨学金として借りるのです。

返済の時に利子のつかない第一種と利子が発生する第二種があります。所得水準の差によって分けられますが利子の発生する第二種はよっぽどの大金持ちでもない限り、ほぼ誰でも利用できます。

そんで卒業してから返済するという制度です。

最近では多額の奨学金を借りたせいで、大学卒業後返済できない人が増えているそうです。

それをNHKをはじめ大手メディアが取り上げるのですが、実際に奨学金を借りたことのある私から言わせれば誤解や無知がまかり通っているなと思うことがあります。

今回は日本学生支援機構の奨学金の滞納問題に関する嘘や誤解を暴いていきます。

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滞納すると延滞金がかさんで結果返済しにくくなる

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まずはこれです。

奨学金を返すことが出来ずに滞納し、その結果延滞金が加算されたり差し押さえやいわゆる「ブラックリスト」入りしてしまって車やマイホームが買いにくくなることが報道されています。

返済できないことによる滞納問題ですが、実はちゃんと返済猶予や返済額減免の制度があります。

返済猶予に関しては通算して10年間猶予できますし、毎月の返済額を減らすことで家計の負担を減らすこともできます。

もちろん在学中に返済を求められることもありません。

奨学金を返済せず、かといって返済猶予や返済額減免の手続きもしないで放置した結果滞納扱いされて延滞金が科される結果となっているのです。

つまり、奨学金を借りた人間がきちんと手続きを踏まなかった結果上記のような不利益を被っているのが現状なのです。ある意味国民年金と同じですね。

利息が高いんでしょ?

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次はこれ。

第二種奨学金は返済期間中に利息が発生します。つまり実際に借りた金額より多く返さないといけないんですね。

ただこの利息はほぼ無視できるレベルです。

利率は年利3パーセントが上限になってますが、実際に適用されている利率は1%もありません。

参考までに平成26年1月末時点の利率を出すと、利率固定方式で年0.89%、利率見直し方式で年0.3%となっています。

これは民間の教育ローンに比べると破格の利率です。大手銀行の教育ローンと比べてみて下さい。

りそな銀行年4.475%

三菱東京UFJ銀行年2.75%

みずほ銀行年2.475%

ざっと見ただけでも日本学生支援機構のそれよりも利率は倍以上になっているのが分かります。

しかも、日本学生支援機構の奨学金の利息は返済期間中のみに加算されます。

つまり在学中は当たり前ですが、返済猶予期間中も利息は付きません。

ただでさえ利率は大手銀行の教育ローンに比べて格安なうえに、在学中や返済猶予期間中は利息が付かないのです。

そもそも奨学金は借金ではない

そして最後に奨学金はそもそも借金とは性質を異にするものであるということを明記しておきます。

日本学生支援機構から奨学金を借りてもそれ以降の状況で返済免除されるパターンというのが実は存在します。

奨学金を借りた本人が死亡したとき、働けないくらいの障害を負ったときです。

普通の借金であれば借りた本人が死亡しても相続放棄しない限り、相続人が借金も相続します。

たとえ障害を負って働けなくなっても借金がなくなることはまずないです。

この2つの点で貸与制の奨学金とその他の借金をごっちゃにすることはおかしいことが分かります。

しかし、返済猶予や利息の低さという奨学金の長所があるとはいえ、お金を借りるという行為であることに変わりはありません。

日本学生支援機構の奨学金を借りようと思う人はまず、返済不要の給付奨学金がないかしっかり調べることをおすすめします。特定の学校に進学した人や特定の地域限定の奨学金という物も存在します。

入学してからも成績優秀者に対して奨学金が給付されるという制度もあります。大金をはたいて進学するのですから学費や奨学金に関しては時間をかけて調べましょう。

この記事を通じて日本学生支援機構の奨学金に対する誤解や嘘が解ければ幸いです。

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